ロッドが回転しながら地中を撹拌。底部より空気を送り込むことで土砂を循環させ、上下均一のセメント濃度に近づけます。
セメントの配合や攪拌時間は、杭径や杭長、削孔ケーシングのサイズをもとに算出。従来の感覚的な埋め戻しではなく、すべて計算に基づいて施工します。
最初に相番クレーンで吊り込みをするだけで、撹拌の作業はロータリーテーブル単体で行います(放置するだけでOK)。
削孔機を止めずに済み、杭引抜きの現場のペースをまもることができるため、工期短縮やコスト削減に貢献します。
芝浦工業大学の稲積教授のご協力のもと、流体力学ソフト(PFC3D)を使って、撹拌状況を解析。
供試体を採取して定期的に強度チェックを行うなど、日々の研究をかさねることにより、技術力の向上につなげています。